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自己資金とは

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自己資金とは

 「自己資金」の重要性については、ご理解いただけたでしょうか?
この「自己資金」とは、「事業に投資する予定の純然たる自己所有の資金です」。つまり、ただ所有しているだけの資金であって、事業に投資する予定の無いものは、「自己資金」とは言えません。

「見せ金」は、自己資金とはしてくれない?
 「自己資金」の有無が、融資の判断の重要なポイントになるということから、日本政策金融公庫や、信用保証協会は、「果たして、この自己資金、本当に自己資金と言えるのか?」を非常に厳しく調査します。
 あなたは、今、事業資金の融資をお願いしてます。貸主は、あなたが事業主として、しっかりと計画通りに事業を展開していけるのかを判断したいのです。
 「自己資金」の貯め方1つですが、最も信頼性の高いものが、給与等定期的な収入から毎月、毎月コツコツと貯めてきたことがわかるお金です。
 あなたが正規社員であろうと、アルバイトさんであろうと関係ありません、あくまで「計画的に」貯めてきたか否かが重要です。 
いわゆる「見せ金」
 そう一時的に消費者金融や知人から借りてきたような金銭を、あたかも「自己資金」であるかの様に主張することがあります。これは残念ですが、審査の段階において「自己資金」とは判断されません。
 もし、あなたがそのようなことをお考えであれば、そのお考えは早急に訂正してください。

「タンス預金」は?

 「見せ金」は仕方ないとして・・・あなたがそれこそ、小さく小さく、コツコツ貯めてきた「タンス預金」。これなら、自分で一生懸命長い時間を掛けて貯めてきたので、「自己資金」にしてもらえますよね?
 と、残念ですが、これも「自己資金」とは判断してもらえません。
  なぜか?確かに、あなたが、へそくりの様に、コツコツと貯めてきたお金かもしれませんが、その経緯を証明するものが、どこにもありません。
 目の前の100万円は、タンス預金であなたが3年かけて貯めたものか、パパっと知人から借りてきたものなのか、客観的に証明する術がないのです。どれだけ一生懸命、貯まるまでの経緯を説明しても、「自己資金」として疑義ありとして否決されてしまう可能性が高いです。

自己資金として認められるもの
 では、どんなものが「自己資金」と言えるのか?

 例えば、株式投資をしている方であれば、開業の為にと、保有株を現金化した。
 各種保険を解約して、解約返戻金としてまとまったお金を作った。
 自己所有の車や財産を売却することで得た金銭などは、もともと自分の財産であったものを、現金化したものですから、「自己資金」と認められるようです。
 ただし、現金化した際の領収書や証明書の提出が必要となる場合もあるので、書類の保管には十分気を配ってください。

 

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 融資相談に来られる方で、少なからずいらっしゃるのが
 「一度、自分でやってみたんですけど、ダメでした。どうにかなりますか?」
 と、なるほど、ご自身の事業ですから、全てご自身の手で創り上げたいというお気持ちは、痛いほど分かります。
 が、自力で一度失敗してからの、再度の融資申請をした場合、成功の可能性が下がってしまうことは否めません。
 「融資申請のチャンスは、一度だ!」
 と考えてください。そのチャレンジ精神・行動力は、今後事業を成功させる上では必要なものだと思いますが、自力での融資申請は、融資を受ける貴重なチャンスをミスミス潰してしまいがちです。自らの首を絞めてしまう危険が高いのです。
 もったいないことだと思いませんか?
 創業時の融資申請は、専門家に依頼することをお勧めします。

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