信用保証協会を利用するメリット
信用保証協会のメリットは、金融機関の融資審査が通りやすくなることです。通常、プロパー融資(保証無しで融資を受けること)の審査は難しく、会社としての実績が無ければ融資を受けることはできません…。 しかし、保証協会を利用することで、銀行側が安心して融資を実行できます。これは、債務者が万が一返済できなくなったしても、信用保証協会から代位弁済を受けることができるからです。
また、信用保証協会の保証を得て融資を受けるとで、二回目以降の審査が楽になります。一度「事業融資」の借入実績を作ると「金融機関の側から信頼」が得られ、資金調達がしやすくなるということです。
実際に「融資実績のない状態」で審査を受けた場合と、「過去の借入実績がある」のでは、審査の難易度は大きく異なります。
このほか、信用保証協会の保証が得られれば「貸付金利を下げる」金融機関もあります。信用保証協会をうまく活用することで、必要な事業資金の調達を目指しましょう。
信用保証協会を利用するデメリット
信用保証協会のデメリットは「審査期間が長い」という点です。 実際に信用保証協会に申し込みをすると、最短でも3週間から1カ月程の時間がかかります。そして、銀行に融資を申し込んだ場合、さらに長い時間(1カ月程度)をかけて審査が行われるので『待つ時間』はより長くなります。
なぜ、信用保証協会は、審査時間が長いのか?
信用保証協会を利用する場合は、金融機関と信用保証協会の両方で、それぞれ独自に審査が行われます。このため、銀行審査だけのプロパー融資に比べて「審査の時間は長く」なります。
また、信用保証協会を利用すると「保証料を支払う必要」が生じます。保証料率自体は「基本1.35%」と低いのですが、「費用を支払うのが無駄」と考えるならば、やはり、プロパー融資を実行してもらえるような、財務内容を目指していきましょう。